高品質の食材を入荷に合わせて発送しております。ご注文をいただいてからギフト創作・選果を行うため在庫数は目安です。
スタッフブログ
2021/10/25 15:53
今から50年前、戦後の食料難の時。
熊本みかんは『河内みかん』と言われた時代
1人の男性が、みかん作りに不向きの風土
山鹿市の不動岩がある山に
蜜柑(みかん)畑を作る決意をしました。

不動岩果樹園 立山誠一さん
今は、農業人なら誰もが学びたくなる
『高品質な蜜柑が育つ環境』の畑になっていますが
当時はとても蜜柑が育つ環境とは程遠く岩がゴロゴロ
暖かい潮風もあたるわけなく
こんな場所に蜜柑?
とんでもない!!
と言う場所だったそうです
荒山を1人、機械を入れ開墾し
※開墾...山を切り開き田畑にする事
10年くらいは全く話にならず
スタートラインに立つのに
15年かかったとの事...。(T-T)
別名『蜜柑の神様』と呼ばれる
『不動岩果樹園 立山誠一さん』
アポを取り、産地視察へ伺いました。
着いてすぐ
『さ...寒いですよね⁉︎』風がとても冷たい。
昔は、寒さで木が枯れない様に
夜は全部の木の根の辺りに毛布をかけて
守り育てたそうです。
皆さんは、蜜柑畑といえば
山の斜面に間隔を空けてずらりと木が
並ぶ風景を思い浮かべると思います。
しかし、立山さんの農園は
全て計算された基盤整備。
光の当たり方、風の通り
木と木の間隔。
そして、ビックリするのは水捌け!

『全部、計算されている!?』
『まるで、お城!!』
私は、熊本城の武者返しを思いました。
雨が降り
どの方向に雨水が流れ
どこで堰き止め
そこからまた雨水が違う方向に流れ
一定の場所に水が留まらず
満遍なく流れていく。
『全ての木に、水が行き渡る様に計算されてる』
そして
全部の木の真横を機械が通れる様に
(有機肥料を与えたり、管理がきちんと出来る様に)
木の列の間に約1.5mくらいの道を設けて
あります。
更に全国発送が多いので
大きな配達トラックが畑の中央にある作業場まで入れる道まできちんと作ってあります。
………………………………………………………………………………フーズリンク『旬の食材百果』でもご紹介されています
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限られたお店にしか並ばない
『ちなつ』と『愛果』

『ちなつブランド』7キロ箱

『愛果ブランド』3キロ箱
『愛果』も『ちなつ』も
お孫さん名前から付けたそうです(^^)
ちなみに立山さんのみかんは
『みかん』でなく漢字の『蜜柑』です。
不動岩果樹園の蜜柑は
全国の大手百貨店や高級スーパー
または『お取り寄せ』発送が多い。
荒山から始まり
誰も考え付かない様な発想!
どれだけ難を乗り超え考えたのか⁉︎
『すごすぎる〜(O_O)
まさに”先駆者”』
そして『高品質』
甘いだけのみかんと違い
『甘味+酸味』が絶妙なバランス
何と言っても
『食べ終えて口中で30分くらい続く
香りと余韻』
高品質果物の鉄則!
今年は、1番日光が必要な時期に
熊本は連日の大雨(ToT)
熊本の蜜柑農園さんは特に苦難の年です。
『どうぞ』
と出された蜜柑をいただきました。
久々食べるちなつ蜜柑は
『これだ〜(//∇//)』と思う風味の良さ。
つい、5個連続食べました!
安心して食べれる『有機栽培』は
料理人で言う秘伝のレシピこと
『立山流 オリジナル堆肥調合』
まさに『蜜柑の神様』
と言う名がふさわしい方。

立山さんと畑を歩きましたが
見る視線、蜜柑を触る手つき
全ての木と蜜柑が『我が子』の様に
わかっている!!!のがわかりました(O_O)
『ここの木に成っている果実は昨年
○○○さんに行きましたよ』
サラリと言われ
ひぇー○○○さん⁉︎※日本一の高級果物店
※残念ながら、その木の蜜柑は
Nakata 行きではないですが
同じ畑の姉妹蜜柑が来ます
実は、立山さんと初めて会った瞬間
オーラが凄すぎて挨拶以外一言も声が
出なくなった私^_^;
今回の視察も、深呼吸しましたが
緊張しすぎて
途中で『畑見てきます!』と
20分程、、、自分しっかりしろ〜!と
席を外しました(^^;;
『1番感動するのは立山さんの人間性』
いつも、同じ目線で話して下さいます。
『優しく、謙虚で誠実』
『うちの蜜柑を扱ってくれて
ありがとうございます』と、言われ
泣きそうになりました。
『こちらこそ、販売させていただき
本当にありがとうございます』
ご縁をいただいた事に日々感謝です。
不動岩果樹園
『愛果蜜柑』11月〜年末販売予定です
